税関総署輸出入食品安全局の畢克新局長は10日、国務院共同予防・抑制メカニズムの記者会見で、「税関の関係部門は新型コロナウイルスの流入を防ぐため、輸入冷凍食品に対するPCR検査を行ってきた。9日24時時点で、全国の税関では22万7934点のサンプルに対するPCR検査が行われ、結果としてエクアドルの3社が生産したバナメイエビを搬送する1つのコンテナの内壁から採取したサンプルと、5つの包装から採取したサンプルのPCR検査結果が陽性であった」と明らかにしました。
畢局長は、「貨物の包装が汚染されるリスクは存在するが、商品そのものの汚染は示されていない。だがこの結果は、関連企業の食品安全管理が行き届いていないことを表している」と指摘し、「問題を起こしたエクアドルの3社の中国での登録資格を10日から剥奪し、商品の輸入を停止させ、一時的に差し押さえている商品は返却または処分していく」との税関総署の決定を発表しました。
「中国国際放送局日本語版」2020年7月12日