中国経済の自信と底力の源泉はどこに

中国経済の自信と底力の源泉はどこに。

タグ:中国経済

発信時間:2020-07-12 10:52:57 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 一定規模以上工業企業の利益伸び率が「マイナスからプラスに」、サービス業生産指数の伸び率が「マイナスからプラスに」、交通分野固定資産投資の伸び率が「マイナスからプラスに」、サービス業の電力消費量と鉄道貨物輸送量が「減少から増加へ」転じた――2020年5月の中国主要経済指標は持続的に改善し、経済活動は回復傾向を維持している。海外で新型コロナ感染症が蔓延し世界の経済貿易が深刻に衰退するなか、このような成果は称賛に値すると言える。


 「中国経済が新型コロナ下で力強い伸びを示していることは、世界の『中国衰退論』者を驚かせるに十分だ」。国際的政治評論家の言葉は、国際社会の中国経済に対する楽観的な見方を表している。新型コロナの影響は1つの「ストレステスト」であり、中国経済の安定傾向と優位性を示すとともに、中国の経済発展への大きな自信と底力を明らかにするものだ。


 自信と底力は、安定した経済のファンダメンタルズから生まれる。世界第2の経済大国である中国には新型コロナ感染症に対抗できる強い「免疫力」がある。膨大な人口と広大な国土、巨大な経済規模、独立した完全な産業システムと国家経済システム、地域経済発展の傾斜構造など、中国には「極めて大きな」優位性がある。現在、内需が中国の経済成長を牽引する主な力になっている。5月は中国の基本的な生活用品の消費が増え、消費高度化関連品の消費が比較的活発だった。国内の景気循環を軸に、国内外の景気循環を相互に促進する新たな発展の枠組みを徐々に構築し、経済のファンダメンタルズを盤石にし、社会の荒波に耐え、大変動の回避を目指す。


 自信と底力は、勢いのある新しい成長エネルギーから生まれる。近年、中国経済は質の高い発展に向け着実な歩みを進め、大規模にたくましく成長した。5月のハイテク製造業付加価値額は前年同月比で8.9%増と、伸び率は一定規模以上工業企業を4.5ポイント上回った。デジタル経済も持続的に活況を呈し、1-5月の現物商材ネット売上高は前年同期比で11.5%増加、「ライブコマース」などの新業態も人気急上昇中だ。新製品と新産業が急成長し、5月は3Dプリンター機器、スマートウォッチ、ICウェハー、充電スタンドなどの製品の生産量の前年同期比での増加率はいずれも70%以上だ。新型コロナの影響で景気が短期的に変動したとしても、我々は新発展理念を堅持し、質の高い発展を断固として推進する。質の高い発展がもたらすエネルギーにより、中国の経済発展はより持続可能で、効果が高く、高度なものとなるだろう。


 自信と底力は、独自の制度的優位性から生まれる。中国共産党の経済活動への統一的指導は、中国の経済発展にとって最大の制度的な優位性だ。コロナ下でも揺るぎない戦略的方針を維持し、マクロ経済政策に的確に力を発揮させ、的確な施策を実施、過度な刺激策を実施するのではなく、安定成長のなかでモデル転換と高度化を実現する――日増しに成熟するマクロ調整能力が再び大きなエネルギーを放出する。さらに重要なのは、中国は世界の主要経済国で正常化された金融政策を実施する数少ない国だということだ。金融政策のツールは十分に準備されており、将来また万が一の事態に遭遇しても、十分な政策の余地がある。逆周期(カウンターシクリカル)な調節を強化すると同時に未来に余地を残す統治の知恵も持ち合わせており、中国経済の安定成長を力強く支えていくことができる。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年7月12日




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