長江引航センター(以下「同センター」)の15日の発表によると、長江を出入りする貿易船が6月に急増し、同センターが誘導した貿易船の数及び貨物積載量が前年同期比でいずれも2割以上増加し、前年同期比で今年初のプラス成長を実現した。これは長江の貿易船輸送の着実な回復を意味する。
統計によると、同センターが6月に誘導した貿易船は延べ4300隻超で、前年同月比で21%増加した。これらの船の貨物積載量は約3500万トンで、前年同月比で25.5%の増加。
中国の水域を出入りする貿易船は必ず誘導を受けなければならない。長江は中国の貿易輸送の黄金水路で、貿易大省・江蘇省の約9割の貿易貨物輸送が水運を利用する。新型コロナウイルスの感染発生後、同センターは発電用石炭、精製油、防疫物資などの国家経済及び国民生活に必要な物資を運ぶ船舶を優先的に誘導している。貿易貨物の水上輸送の「最後の1キロ」を全力でサポートし、円滑な長江国際物流ルートを保証している。
同センターは7月10日までの今年、国内外の船舶を延べ3万1400隻誘導している。これらの船の貨物積載量は前年同期比2.58%増の2億2700万トン。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年7月16日