中国国家統計局の劉愛華報道官は16日午前、2020年上半期の国民経済運営状況について説明を行った際に、「第13次五カ年計画(2016-2020年)」で提起された数値化指標の大部分は達成可能であり、GDP倍増などの目標もすでに達成に近づいている」とした。現在、小康社会全面達成の基礎は強固なものであり、今年の「政府活動報告」における政府の取り決めと政策措置を着実に実行すれば、政府の2020年までに小康社会を全面的に達成させるという既定の目標はかならず実現されると期待を述べた。
劉愛華主任は、「小康社会全面達成の目標は、これまでの数回の五カ年計画の目標任務と結びついている。『第13次五カ年計画』にも小康社会全面達成の目標の主要内容が含まれている。今年は「第13次五カ年計画」の最後の年であり、現状からみると、これらの指標は、努力を経て「第13次五カ年計画」で提起された数値化指標の大部分は余裕を持って達成できる。例えば、GDPや都市・農村住民所得倍増の目標達成は確実だ」と説明した。
劉愛華主任はまた、次のように述べた。今年の「政府活動報告」で、貧困脱却堅塁攻略戦の勝利は小康社会全面達成という目標を実現する上でのシンボルだとされた。長年の努力を経て、2019年末時点で、全国の農村貧困人口は551万人に減り、貧困発生率は0.6%に低下した。今年の突然の新型コロナウイルス感染症の流行は貧困地区の農民の収入、農民出稼ぎ労働者の流動、農産物販売などの面に一定の困難と挑戦をもたらした。そのため、われわれには、定められた計画に基づき、確固とした意志をもって有力な措置を取り、貧困脱却堅塁攻略戦の勝利を勝ち取ることが求められている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年7月18日