金の先物・スポット価格が28日に記録を更新した後、29、30日の2営業日連続で大幅に揺れ、取り扱いの難易度が上がっている。リスクを回避するため、多くの銀行がプラチナやパラジウムの取引の一時停止を発表した。
アナリストによると、先ほど小口投資商品「原油宝」をめぐる事件が市場に大きな衝撃を及ぼしたため、金融機関は短期的な変動が生じるとまず回避を選択するという。貴金属資産が最近、全面的に高騰している。世界の金、パラジウム、プラチナの価格が次々と記録を更新し、関連資産の急騰をけん引している。しかし投資家が市場に参入しようとするなか、多くの銀行が貴金属取引の「一時停止ボタン」を押した。
農業銀行の利用者は「北京時間2020年8月10日午前8時より、プラチナ及びパラジウムの取引サービスを中止する。ポジション保有者の清算に影響はない」というショートメールを受信した。
工商業銀行は「北京時間2020年7月31日0時00分より、プラチナ、パラジウム、貴金属の全商品の取引を停止する」と発表した。「国際的なプラチナ、パラジウム価格の変動が頻繁かつ激しい。利用者の権益を保護するため、プラチナ及びパラジウムの取引を停止する」
交通銀行も同じく、「国際金融市場の変動が激しくなっており、プラチナ及びパラジウムが流動性が低く変動性が高い品種であることから、リスク回避及び投資家の権益の保護を考慮し、2020年7月22日午前9時よりプラチナ及びパラジウムの新規取引を停止する。現在のポジション保有者の清算に影響はない」と発表した。