北斗3号衛星ナビゲーションシステムが31日にサービスの提供を開始しました。楊宇光国際宇宙航行連盟(IAF)宇宙輸送委員会副会長兼中国航天科学工業グループ第2研究院研究員は中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)の取材に対して、「このシステムは今後、精度をさらに向上させ、世界のユーザーにより高質のナビゲーションサービスを提供するようになる」と紹介しました。
北斗衛星システムは現在、測位の誤差が10メートル以内に達しています。楊研究員は、「北斗3号衛星ナビゲーションシステムの構築で、より全面的で広範囲な応用が可能になる」と説明しました。
この衛星システムは中国の自主研究と運用によるもので、世界のユーザーに全天候型で24時間の高精度のナビゲーションサービスを提供します。
楊研究員は、「このシステムに関連する川下(かわしも)産業を育成し、応用の範囲をさらに広げていきたい」との期待を示しました。
「中国国際放送局日本語版」2020年8月1日