ロレアル中国のファブリス・メガバーン社長兼CEOは「世界的な感染症が国際経済・貿易に衝撃を及ぼすなか、中国は予定通り第3回輸入博覧会を開催し、世界に開放・包容・普遍的恩恵・ウィンウィンのシグナルを発する。これが世界経済にカンフル剤を打ったことは間違いなく、同時に世界の共有・繁栄に対する人々の美しい期待を担っている」と述べた。26日に開催された第3回輸入博覧会出展企業連盟設立大会において、ロレアルは出展企業連盟理事会の第1回持ち回り議長に当選した。任期は3カ月。3回連続で輸入博覧会の最大のFMCG業界出展企業となったロレアルは画期的な「生態圏」による共同創造の形式により、第3回輸入博覧会で初めて「美・テクノロジー・責任」の三位一体の「美しい消費」没入型体験空間を構築する。
VETIVERは、海外の厳選された中小型ジュエリーブランドを国内市場に導入することを主力事業としており、第2回輸入博覧会の会期中に予想外の大反響を呼んだ。今年5月上旬にイタリア、ドイツ、日本で次々と操業再開されると、海外の取引先は中国上海外高橋保税区に最初の商品を発送した。VETIVERの共同創業者である陳海燕氏は「イタリアのジュエリー商の伝統的な主流市場である欧州と米国は今年、感染症から大きな影響を受けた。彼らは今年、中国に最も大きな期待を持っている」と述べた。
南太平洋諸国は商品に特色があり、第1、2回輸入博覧会ではフィジーの手作り石鹸やノニジュースが人気商品になった。南太平洋島国合同パビリオンの館長は「我々は最近、サモアとフィジーの政府から謝意を伝えられた。企業が中国から最大の注文を獲得し、中国から自信をもらったというのだ」と述べた。
輸入博覧会のメイン会場、国家会展センターから道路を1本隔てた緑地世界商品貿易港は、第1回輸入博覧会の後に開業した。8フロアの商品貿易ホールには、欧州パビリオン、アジアパビリオン、アメリカ大陸パビリオン、国別商品パビリオン、国際名品パビリオンなどが並び、輸入博覧会の常設会場のようだ。
上海が「首発経済」(初リリース経済)の発展に取り組むなか、輸入博覧会の場は展示品を商品に変え、さらには人気商品にする。国内消費者の新たな需要を絶えず掘り起こしている。チェコのクリスタルグラス、メキシコのテキーラ、カナダのロブスターなど、過去2回の輸入博覧会で展示された商品もここに「居」を定めている。輸入博覧会の展示品を商品に変えるスピルオーバー効果が、ここで絶えず顕在化している。
すでに57カ国の139社が緑地世界商品貿易港に入居している。うち第1、2回輸入博覧会で展示された商品は7000点にのぼる。緑地世界商品貿易港集団の薛迎傑総経理は「我々は輸入博覧会の集約の優位性をますます強く実感している。より多くの企業が事前にここでウォーミングアップしている。彼らは長期的に中国のバイヤーや消費者と接触すするチャンスを手にしようとしている」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年8月2日