チップ需要が大幅増 国産チップは急成長期を迎える

チップ需要が大幅増 国産チップは急成長期を迎える。

タグ:国産チップ

発信時間:2020-08-13 13:36:48 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


   国務院はこのほど、『新時期の集積回路産業・ソフトウェア産業の質の高い発展の促進に関する若干政策』(以下、『若干政策』)を発行、すでに好調の国産チップ業界に再び大きなメリットをもたらした。


   業界関係者によると、国産チップ業界には国外と比較的大きな差が存在するが、政策支援、また「新インフラ」、「新経済」に支えられ、黄金期を迎えることが予想されている。


   今年のチップ市場の好調ぶりについて、天津飛騰情報技術有限公司の竇強社長は、「昨年末、弊社の受注量はすでに多かったが、今年に入り国産チップ需要が爆発的に増加し、商品供給が需要に追いつかず、催促の電話が続々と来ている。現状は期待をはるかに上回っている」と話した。


   「経済参考報」の取材に対し、竇強社長は、同社の最も人気のチップの売り上げは2021年に100万個に達すると見込んでいたが、今年8月時点で出荷量は100万個を超えたと紹介した。


    資本市場を見ると、集積回路は今年最も注目される製品の一つで、大規模な投資が次々とされている。通用スマートチップ設計会社の壁仞科技は設立からわずか9ヶ月で総額11億元のAラウンド融資を受け、近年の同業界のAラウンド融資の記録を更新した。関連のチップ設計、製造、テストなどの上場企業の株価は大幅に上昇した。


   中芯国際連合の趙海軍首席CEOは、「世界経済は多くの困難に直面しているが、新たなアプリの開発と応用により、チップ市場の需要は旺盛な状態が続いている。弊社の生産能力は飽和状態に迫り、工芸が成熟した商品の需要は非常に大きい。特に、5G関連の応用が発展してから、一部製品の単価は上昇している」と述べた。


   中芯国際の最新の財務報告によると、今年第2四半期に同社の収益と純利益は四半期記録を更新し、1.38億ドルの純利益を実現し、前年比644.2%増加した。趙CEOは、弊社は成長期に入り、先進的で成熟した工芸がもたらしたメリットを生かすと話した。


    多くの企業が、同業界が高速拡大の加速時期に入っていると感じている。竇強社長は、「昨年の営業収入は前年より3倍増加し、今年上半期の収入はすでに昨年一年間を超えており、下半期もこの成長傾向が続けば、年間売上高は10億元を超えることが予想される」と話した。


    また、竇強社長は、「大げさに言うわけではないが、国産化と新インフラはチップ産業の新ラウンドの発展周期入りを後押しし、また産業全体の急成長を促すと見られる」と話した。


   チップは小さいものだが、携帯電話、コンピューター、家電、自動車などのさまざまな産業が情報化、スマート化を実現する基盤である。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年8月13日



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