■「欧州・中国の緊密な協力は双方にとって有益で、恩恵は世界に及ぶ」
独製薬会社ベーリンガーインゲルハイムは今年7月、上海にイノベーション協力センターを設立し、今後5年間で中国で4億5000万ユーロの増資を行うと発表した。「中国は同社にとって世界で最も重要な市場の1つであり、世界のデジタルヘルス・イノベーションの中心でもある。我々は持続的に投資し中国市場の深耕を進める方針だ」。ベーリンガーインゲルハイム大中華圏総裁兼CEOの高斉飛氏はこう語った。
ベーリンガーインゲルハイムが中国に投資し、長期的発展に着目する姿勢は、欧州企業の対中投資の1つの縮図だと言える。
コズル・ライト氏は、「欧州・中国の経済貿易関係の強化は国際社会に発信する重要なポジティブなシグナルだ。これは信頼の赤字に直面し、不確実性が増加、回復が鈍い世界経済にとって重要な意義を持つ。欧州・中国の緊密な協力は双方にとって有益で、恩恵は世界に及ぶ」とみている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年8月23日