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コロナ後の義烏市場、独メディアが注目。世界で生産されるクリスマスの装飾品のうち6割が中国の義烏から来ている。新型コロナウイルス感染症は現地に巨大な損失をもたらした…
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世界で生産されるクリスマスの装飾品のうち6割が中国の義烏から来ている。新型コロナウイルス感染症は現地に巨大な損失をもたらした。しかし同業界の代表者は、欧州への貨物の交付に問題はないと強調した。独ダス・エルステのウェブサイトが伝えた。
上海から南に約250キロ離れた義烏市は大きな展示センターのように見える。そこには数階建ての多くの市場があり、すべての市場に数千の小規模な卸売業者が入居している。義烏はクリスマス用品の卸売で有名だ。オーナメントボール、プラスチック製のクリスマスツリー、ミュージックボックスを内蔵した雪玉など何でもある。貿易業者の金鳳軒氏（音訳）は「アジア市場には依然として十分な需要が残されている。しかし欧州市場の状況は非常に悪いように見える」と述べた。
新型コロナウイルスの流行により、中国は3月末に外国人の入国をほぼ完全に禁じた。そのため今年に入り現在まで、義烏まで注文に来る卸売業者がほとんど見られない。注文のほぼすべてがオンラインで行われている。
黄金河氏（音訳）は義烏最大のクリスマス用品卸売店の一つを持つ。黄氏の棚にはクリスマスの紙ナプキン、人造の松ぼっくり、オーナメントボールなどの商品がぎっしり詰まっている。黄氏の店はまとまった注文しか受け付けない。「毎年この時期になると、通常は毎日コンテナ10基分の貨物を送ることができたが、今年は毎日5、6基のみだ」
一部メディアの報道によると、感染症の影響を受け中国が海外に十分な商品を交付できず、クリスマス用品が不足する恐れがあるという。黄氏は、これは完全に事実に合致しないと述べた。「中国経済は力強く成長している。これらのクリスマス用品は製造しやすい。すべての製品が揃っている。ドイツ人には完全に安心してもらってよい。供給に問題が生じることはない」
義烏のクリスマス用品専門家は、今冬の販売に次の2つの流れが生じると予測した。まず、主に伝統的な商品が販売され、新商品の注文は少なめとなる。次に、新型コロナウイルスの危機を受け、価格が上がる可能性が低くなる。黄氏は「中国には多くのクリスマス用品メーカーがある。今年の価格は例年より割安になるだろう。当社の受注が少なめなため、一定の過剰生産能力が生じる見通しだ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年8月24日
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