世界旅行データ分析会社のForwardKeysのデータによると、中国国内の航空市場は来月上旬に完全に回復する見通しだ。英BBCが伝えた。
ForwardKeysのデータによると、中国国内の空港の旅客数は今月、前年同月の86%にのぼった。新規感染者の減少に伴い、多くの便が運航再開している。航空券の予約率はすでに98%まで回復しており、うち大半が8月中・下旬の旅行となっている。ForwardKeysのバイスプレジデントのOlivier Ponti氏は「これは非常に重要な時だ。新型コロナウイルスの流行後、世界で初めてコロナ前の水準まで回復した主要航空市場になるからだ」と述べた。同氏は、「中国国内の航空市場は9月上旬に全面的に回復するが、これにはさまざまな要因がある。感染が引き続き抑制されれば、航空会社は大胆な販促を続ける。新たな免税政策の後押しを受け、海南省のレジャーの聖地である三亜の観光が力強く回復する」と予想した。
航空専門誌の編集者は「中国には大きな国内市場というメリットがあり、国内の観光市場が力強い。これは中国航空会社が感染症から受ける影響を弱める」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年8月28日