最新の統計データによると、中国で昨年新たに開通し運営を開始した鉄道トンネルは967本で、全長は1710キロメートルとなった。道路トンネルは1329本増えた(全長1731キロメートル)。鉄道・道路トンネルの全長は3万7000キロメートルにのぼった。
国際トンネル協会(ITA)の近年の統計によると、中国の建設中のトンネルの規模は世界の約5割を占めている。中国はすでにトンネルの本数が最多の、建設規模が最大の、発展が最も早いトンネル大国となっている。
水底超大断面シールドトンネル建設技術は現在、世界のトンネルプロジェクトの難点の一つとなっており、一国のトンネル建設能力・水準の重要な象徴でもある。
中国土木工程学会トンネル・地下プロジェクト分科会の理事長である唐忠氏は、「トンネルの建設技術において、中国の高速鉄道トンネル技術体系はほぼ形成されている。水底トンネルの建設技術、険しい山間部の複雑な地質条件下の長い大型トンネルの建設技術、大断面の脆い母岩のトンネルの建設技術で大きな進展を実現した。都市部を大きく跨ぐ浅いトンネルの建設、トンネル掘削機の研究開発及び製造に重大な突破があった。これは中国のトンネル建設技術が新たな発展水準に達したことを意味する」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年8月28日