東アジア地域包括的経済連携(RCEP)第8回閣僚級会議が27日、テレビ会議の形で行われました。会議後に発表された共同声明では、RCEP協定はポストコロナの復興、地域や世界経済の発展と安定に重要な役割を果たしていくとの考えが明らかにされました。
共同声明は「閣僚らは感染症という試練に向き合い、RCEP交渉の参加者を含む世界の国と地域が市場の開放、特に重要な貨物とサービスの開放を確保し、各国が協力と協調を強化することが必要だ」と論じました。
会議の参加者はいずれも、RCEP協定が成立すれば地域経済の一体化の促進、地域や世界の産業チェーンやサプライチェーンの安定が促されると考えています。
会議は東南アジア諸国連盟(ASEAN)の輪番議長国であるベトナムと非ASEANメンバー国で、RCEPのメンバー国のニュージーランドの共同主催により開催され、ASEAN加盟10カ国のほかに、中国、日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランドの代表やASEAN事務局長が参加しました。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年8月29日