上場企業の中間決算、中国経済のミクロ側の活力を反映

上場企業の中間決算、中国経済のミクロ側の活力を反映。

タグ:上場企業 中間決算

発信時間:2020-08-31 14:33:06 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 A株上場企業の中間決算がほぼ出揃った。データによると、上半期は感染症、水害、外部環境の変化といった悪影響を受け、A株上場企業の業績が全体的に低迷した。しかし半数弱の上場企業の純利益が逆境のなか成長した。「科創板」が好調で、「中小板」と「創業板」の業績が大幅に回復した。これは中国経済のミクロ側の活力と靭性を示した。


 全体的に見ると、上場企業の業績は今年上半期に低迷した。Windの統計データによると、30日現在、上海・深セン株式市場の上場企業3972社が今年の中間決算を発表した。比較可能なデータが存在する上場企業3914社の売上高は、前年同期比2.83%減の23兆4800億元となった。親会社株主に帰属する純利益は前年同期比18%減の1兆8400億元。上述した上場企業3914社のうち赤字は769社で、前年同期比で329社増加した。ところが上半期の純利益が前年同期比で増加したのは1804社で、全体の46%を占めた。


 第2四半期の状況を見ると、上場企業の業績が大幅に改善された。Windの統計データによると、比較可能なデータを持つ上場企業3810社の今年第2四半期の売上高は、前年同期比2.67%増の12兆7600億元だった。親会社株主に帰属する純利益は前年同期比13%減の1兆100億元。上述した上場企業3810社のうち631社が第2四半期に赤字を計上し、前年同期比113社増となった。第2四半期に純利益が前年同期比で成長した上場企業は2149社で、全体に占める割合は56.4ポイントに達し上半期を10ポイント上回った。


 ボード別に見ると、科創板企業の業績が大幅に向上した。比較可能なデータを持つ科創板企業133社の上半期の売上高は、前年同期比13.84%増の820億元だった。親会社株主に帰属する純利益は前年同期比34%増の90億元。133社のうち純利益が前年同期比で成長した企業は83社で、全体の62.4%を占めた。うち純利益の前年同期比の成長率が100%以上の企業は19社で、主にバイオ医薬品、ソフトウェア・情報サービス業、専用設備製造業に集中した。中小板企業902社の上半期の売上高は前年同期比0.2%減の2兆2300億元。親会社株主に帰属する純利益は前年同期比10%増の1696億元。創業板企業827社の上半期の売上高は前年同期比0.12%減の6954億元。親会社株主に帰属する純利益は前年同期比14%増の697億元。温氏股份を差し引いても、創業板企業の上半期の純利益は前年同期比9%増の655億7000万元に達した。全体的に見ると、感染症の影響を受けたが、科創板、中小板、創業板の上半期の純利益が全体的にプラス成長を実現し、業績改善の流れが顕著になっている。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年8月31日

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