若い消費者が自動車市場の主力軍に

若い消費者が自動車市場の主力軍に。

タグ:自動車市場

発信時間:2020-08-31 13:39:28 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 新エネルギー車ブランドの愛馳(AIWAYS)はこのほど、「ネットで大人気のライブ自動車」を開発した。車内にカメラ、化粧ボックス、フィルライト、マイクなどの生放送に必要な設備が備えられており、若いネット配信者から人気を集めている。また、上汽通用五菱汽車(SGMW)も、ドリンク専門店「喜茶(HEYTEA)」と業界を超えた提携関係を構築している。


   中国自動車工業協会の常務副会長兼秘書長の付炳鋒氏は先日開かれた「中国自動車消費フォーラム」で、「自動車市場は今年下半期、着実かつ上向きの発展傾向を維持する。90後、00後の若い消費者が今後、自動車市場の主役になるにつれ、自動車メーカーとディーラーは消費者のニーズをより満たせるよう戦略を積極的に調整すべき」だと示した。


   汽車之家が発表した「2020自動車消費指南」によると、35歳未満の若いユーザーが市場に占める割合は66.9%に上昇し、中国の自動車消費者の主力になった。また、全世代と比較すると、若い世代の自動車消費概念に大きな変化が見られる。


   汽車之家のCEO張京宇氏は、「自動車情報の取得の面で、若い消費者はSNSやオウンドメディアを好む傾向が強い。注文方法については、若者は自動車をネット購入することが習慣化している。金融政策の面では、若者は頭金の比率と最長期間のローンへの関心が高い。メンテナンスサービスの面では、若いユーザーはメンテナンスのチェーン店を好む傾向にある。自動車市場は新たなビジネスチャンスをつかむため、若い消費者の獲得に力を入れるべきだ」と話した。


   多くの若い消費者は、自動車ブランドを選ぶ概念と考え方が変化している。彼らは自動車はただの交通手段の一つではないと考え、共通の趣味を持つ友人を作り、「類は友を呼ぶ」というライフスタイルを好む。一部の自動車メーカーやディーラーはこの点をすでに認識しており、若い層の自動車に対するニーズとセンスに合う車種を開発した。営業手段においても最近の消費傾向に合わせ、動画サイト「bilibili」(ビリビリ)やeスポーツグループなどの若者に人気のサイトは自動車企業に人気の提携パートナーとなっている。


   さらに注目したいのは、調査によると、自動車購入潜在力が最も高い若者の間で、ハイブリッドカーと純電気自動車の支持率が52%に達し、燃料自動車(44%)を上回っている点である。付炳鋒氏は、「技術が成熟するにつれ、今後、新エネルギー車市場の占有率は上昇し続ける可能性がある」と話した。



「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年8月31日

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