財政再建が阻まれる
安倍晋三首相は8月末、健康を理由に辞任を発表した。ある分析は、最新の経済データの下方修正を見る限り、日本の次期首相が講じる経済支援措置はより大きな圧力に直面すると指摘。
日本の「読売新聞」は、アベノミクスは感染症で失速したと論じた。経済失速はアベノミクスで得た効果を一晩でゼロにする可能性がある。2020年度に記録を更新した63兆円の税収予想は大幅に下方調整されることになる。一部の経済学者は、最終的に50兆から55兆円に減少し、6年前の水準に戻る可能性があるとみている。
また、この局面は日本財政の再建にさらなる困難をもたらしている。感染症から経済を救うため、日本政府は第3次補正予算案の発行の準備をしている。過去2回の大規模な補正予算案を経て、今年の総予算支出は160兆3000万円に増加し、国債発行額は90兆2000万円に達する見通し。財政の債務への依存度は最高値の56.3%に達した。年内に完成する2021年度予算案も引き続き支出が増加することが予想される。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年9月9日