世界は現在、5G商用化の重要な時期に入っている。中国の5G産業は号砲が鳴らされた後、競争の有利な立場を構築した。中国工業・情報化部の肖亜慶部長は先ほど、現在の中国の5Gユーザーは6000万人を超えており、年内に5Gの大規模商用化を推進すると表明した。
5G商用化の後押しを受け、産業チェーンが徐々に繁栄し、5G応用の新時代が始まっている。それと同時に、業界の基地局の建設に制限があり、通信事業者の投資収益率が低く、通信料金が高く、5Gの許容度が低いといった問題の解消が待たれる。5G商用化は長期的なマラソンであり、多くの価値と潜在力の開発が待たれている。
3大通信事業者、ネットワーク構築を加速
通信事業者が発表した投資計画によると、3大通信事業者は年内に基地局を50万基設置する。うち中国移動は5G基地局を25万基新設し、中国電信は中国聯通と共同で5G基地局を約25万基設置する。全国のすべての地市級以上の都市をカバーする。
「証券日報」の調べによると、通信事業者は現在まで基地局を48万基設置しており、年内に75−80万基設置する見通しだ。
しかし中国移動と中国聯通の発表によると、年内の5G基地局設置数をそれぞれ約30万基とする予定だが、中国移動の現在の4G基地局数は240万基を超えている。5G基地局のカバーがまだまだ不足しており、5G大規模商用化のピークがまだ訪れていないことは明らかだ。
5Gのカバーが大規模商用化の需要を満たすか、5Gの通信料金は十分に魅力的か、5G商用化を促す5Gの「独特な」応用が存在するかは現在、5G商用化が実際に直面している問題となっている。
看懂研究院の上席研究員の程宇氏は「5G基地局の分布の密度は4Gを大きく上回って、そのためコストは4Gの数倍になる。通信事業者にとって、5G投資はまだ『紙幣を焼く』段階だ。しかし5G技術は技術応用の先端を歩いており、4Gのように整った応用シーンを構築する必要がある」と述べた。