株価上昇率トップ10の航空会社、9社は中国企業

株価上昇率トップ10の航空会社、9社は中国企業。

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発信時間:2020-09-12 09:40:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国航空会社が置かれている状況は、少なくとも新型コロナウイルスのショックを受ける同業者と比べれば非常に良好と言える。14億の人口を持つ中国の人々は旅行に意欲的だ。元高が進行し、石油価格も下がっている。米ブルームバーグが9日、伝えた。


 ブルームバーグが行った調査によると、過去3カ月の株価上昇率トップ10の航空会社のうち、9社が中国企業だった。中国国際航空を除く企業の株価は、いずれも2桁台の上昇となった。海外企業としては唯一ランクインした6位のInterGlobeは、インド最大の航空会社IndiGoの親会社で、13%高となった。最も好調だったのはLCCの春秋航空で、その株価は過去3カ月で22%上昇した。


 各国政府が過去に例のない入国規制を行っていることから、人々は旅行に消極的になっている。新型コロナウイルスのパンデミックにより、世界の航空業界が苦境に陥っている。航空会社約290社を代表する国際航空運送協会(IATA)は、航空旅客輸送量が2024年までにパンデミック前の水準まで回復することはないと予想した。


 中国の航空会社もこの危機の影響を受けていないわけではない。しかし国内市場が大きく、感染症が封じ込まれ、旅行の規制が解除されたため、中国の航空会社はよりスムーズに回復できている。


 中国の航空会社の株価は今月、上昇率が上がった。その一つの理由は元高進行だ。これにより航空会社の燃油サーチャージと、ドル建てを含む負債コストが下がった。最近の原油価格下落により燃料の支出がさらに減った。


 ブルームバーグのアナリストは、中国3大航空会社(中国国際航空、中国南方航空、中国東方航空)の今年下半期の黒字化は困難と予想した。3社は上半期に平均80億元超の赤字を計上した。


 しかし楽観的なムードが強まり続けている。10月上旬の国慶節連休中に交通量が増える見通しだ。中国国際金融公司のデータによると、中国国内の航空輸送量は2031年に、2019年より15%増加すると見られる。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年9月12日

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