中国中鉄八局が建設を請け負う中国ラオス鉄道福格村トンネルが22日、貫通した。これは中国ラオス鉄道の全線で最後の大型トンネルだ。
福格村トンネルはラオスのウドムサイ県内に位置する。全長は8936メートルで、中国ラオス鉄道の全線で4番目に長いトンネルだ。
中国ラオス鉄道の全線には75本のトンネルがあり、全長は200キロ弱にのぼる。うち5キロ以上の大型トンネルは10本。
中国ラオス鉄道は中国の「一帯一路」イニシアチブと、ラオスの「陸の鎖国から陸続きの国へ」戦略を結びつけたプロジェクトだ。北はラオスの中国との国境地帯にあるボーテンから始まり、南のラオスの首都ビエンチャンに至る。全長は400キロ以上。鉄道は全面的に中国の管理基準と技術基準を採用し建設。設計上の時速は160キロで、電気化貨客混載鉄道だ。プロジェクトは2016年12月に全面的に着工され、2021年12月の完成・開通を予定している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年9月23日