イタリアのナポリ・カポディキーノ国際空港でローマ時間10日午前11時、マルコ・ルソー氏とキロ氏がロンドン行きの航空機に搭乗した。20時間弱の飛行と乗り継ぎを経て、彼らは上海浦東国際空港に到着し、第3回輸入博覧会に駆けつける。
マルコ氏はナポリの有名な貝細工職人、ルソーファミリーの5代目の伝承者だ。キロ氏はファミリーの最も優秀な職人だ。二人は第2回輸入博覧会で、イタリアのVETIVER srl社から招待を受け、十数店のイタリアンジュエリーショップと共に、第3回輸入博覧会の参加を快諾した。VETIVER srlの中国法人、維緹琺珠宝のパートナーである龔利鋒氏によると、第2回輸入博覧会で、2人の展示ブースは毎日混雑した。毎日5時間以上立ち尽くしだったが、彼らの体の疲れは受注の喜びに変わった。龔氏は今年、新型コロナウイルス感染症が発生した後も、イタリアの取引先と連絡を維持していた。マルコ氏とキロ氏は終始、「どれほど困難であっても上海を訪れ輸入博覧会に参加する」と表明していた。
関連部門の発表によると、今年の感染対策の需要により、輸入博覧会はオフピーク、予約制、集中移動などの措置を講じる。博覧会の人員の流れが、社会及び周辺交通の秩序に及ぼす影響が少ないと見られることから、第3回輸入博覧会の一般非公開日の調整は行われない。
入境出展・参加人員については、入境前の14日間の自主健康チェックを実施する。入境時には100%の健康証明、100%の検温、100%のPCR検査を実施し、リスク抑制指令に基づき臨検を行う。入境検疫で発熱や咳などの症状が見られた人員については、直ちに救急車で指定病院に送り検査・診療を行う。入境後、指定ホテルで14日間の集中健康隔離観察を行い、その期間中に健康チェックを行う。5日目と12日目に検体採取を行い、指定検査機関のPCR検査に送る。この全過程のPCR検査でいずれも陰性で、かつ隔離観察期間に異常がなければ隔離が解除され、自ら出展・参加できる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年10月23日