「しっかりと閉まらない蛇口や緩んだ水道管の連結部分など、家の小さな水漏れを甘くみてはならない。水漏れで毎年大量の水資源が浪費されている。第3回輸入博覧会で我々は水漏れ防止保護器を展示する予定である。簡単な黒いボックスのようなものだが、水漏れにスマートかつ迅速に対応でき、節水と災害防止につながる」と、SYR貿易(上海)有限公司の唐鵬副社長は話す。
3回連続で輸入博覧会に参加するドイツ企業のSYRは、中国の省エネ・エコ市場の潜在力の大きさを感じた。唐鵬氏は、「2年前に我々は中国市場で初めて省エネ商品を発表し、今年は展示品を商品に変え、家庭向けに力を入れる」と述べた。
技術装備展示区は輸入博覧会の注目エリアで、多くのネットで話題、または初公開の商品が集まる。今年の輸入博覧会は技術装備展示区を引き続き拡張・グレードアップし、国家省エネセンターと連携して省エネ・エコ専用エリアを設置し、世界の先進的な省エネ・エコ技術装備と解決ソリューションを展示する。
省エネ・エコ専用エリアは省エネ・節水・新エネルギー、資源総合循環利用、環境保護などの業界の注目分野にスポットを当て、展示期間はクリーン暖房や美しい農村などをテーマに総合的に展示し、来場者に「グリーンのブラックテクノロジー」を体験してもらう。
国家省エネセンターの楊博副主任は、「近年、中国の省エネ・エコ産業の付加価値は年間平均15%の速さで伸び、2020年末に省エネ・エコ、新エネルギー装備、新エネルギー車などのグリーン・低炭素産業の総生産高は10兆元を超える見通し」だと話した。
IKEAは今年、輸入博覧会の展示面積を前回の2倍に拡張する。IKEA中国企業伝播・公共事務の霍若琳副総裁は、「中国はIKEAにとって世界で最も重要な市場の1つで、中国の省エネ・エコ市場の潜在力は非常に大きい。今年の展示会では各界と未来のホーム理念、循環経済、再生可能エネルギーなどを模索する」と述べた。
ドイツ・マンツ社の張雷マーケティングディレクターは、「我々の環境定温ヒートポンプシステムは空間の冷却または加熱を同時に行い、システムが発するエネルギーで生活用水も加熱でき、効率的で省エネにエネルギーを利用できる。このシステム以外に、第3回輸入取引会でマンツは水道水の汚染物を99%除去できる浄水器も展示する。同シリーズ商品の中国初公開となる。中国はグリーン発展が急速に進んでおり、中国の省エネ・エコ市場を開拓したい」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年10月25日