10月25日は敬老の日の重陽節である。どのように老後生活を送るかが社会で注目されている。ある機関の研究報告によると、中国の高齢者の割合は2018年に11.95%に達し、高齢者の扶養率は16.8%を占めた。他の国の人口の過去データと比べると、中国の総人口は2027年に14億2200万人に達し、平均寿命は77.91歳、高齢者の割合は15.39%で、人口年齢構造は全体的に上昇し、全体的に高齢化傾向がより顕著になると予測される。
同時に、1兆元規模の高齢者市場がすでにでき、各方面の資本が相次いで流入している。
中国社会科学院が2016年に発表した『中国養老産業発展白書』によると、中国の養老産業の規模は2030年まで13兆元に達する見通し。この巨大な市場の潜在力はますます多くの不動産業、保険業、医療業界及び養老サービス業などの各分野の市場参与者を引き付けている。
民政部養老サービス司の李邦華副司長は10月23日、以下のように述べた。「『十三五』期間、各級政府は社会の養老サービス発展への参与を引き続き強化した。中央財政は5年で計50億元を投入し、203の地域の家庭・コミュニティ高齢者介護サービス改革の実験エリアを支援し、民政部や発展改革委員会などの部門は高齢者介護サービスについて都市と企業共同の専門プロジェクトを実施し、普遍的かつ包括的な介護サービスの供給を増やしている。
記者は以前、北京の一部の高齢者介護施設を訪問し、多くの企業が赤字の課題に直面していることを知った。
ホーム介護とコミュニティ介護は「軽資産」の介護方法だが、人件費を重視しなければならない。業界関連者は、「高齢者介護には大量の人的資源が必要。この仕事に就きたい人はその意欲と動力がなければならない。介護スタッフの最低収入が低すぎるのはいけない。そして、高齢者から徴収する料金が高すぎてもいけない」と話した。