第13次五カ年計画(2016−20年)の目標と任務が間もなく達成され、全面的な小康社会の建設の勝利が目前に迫っている。5年間で経済力、科学技術力、総合的な国力が新たな段階に飛躍した。優れた中国の奇跡を創り続け、非凡な中国の力を示した。
中国の経済力が大幅に向上した。昨年の国内総生産(GDP)は99兆1000億元で、世界経済の16%を占めた。世界経済成長への寄与度は30%前後に達した。第13次五カ年計画の最終年度となる今年には、GDPが100兆元を突破する見通しだ。1人平均GDPの1万ドル突破は、中国が高所得国水準に向けまた着実な一歩を踏み出したことを意味する。
産業構造の改善・高度化のペースが上がり続けている。製造業付加価値額は世界の30%弱を占め、10年連続で世界一となっている。情報伝達、ソフトウェア、情報技術サービス業などの新興サービス業の過去4年間の年平均成長率は19.4%で、サービス業の持続的な成長を促す新たな原動力になった。
高速鉄道の総延長が3万5000キロに、高速道路は15万キロ弱になった。流動する中国の活力が各地に広がっている。港珠澳大橋が3エリアを結び、北京大興国際空港が「鳳凰」の翼を広げた。これら一連の重大プロジェクトが誕生し、世界にサプライズを与えている。
C919大型旅客機が青空を飛び、「中国天眼」が稼働開始し、北斗測位システムが正式開通を迎え、5Gネットワークの構築ペースが上がった。革新型国家建設で、多くの成果がもたらされた。研究開発費は世界2位で、「特許協力条約(PCT)」の国際出願制度に基づく特許出願件数は世界一に浮上した。有人宇宙・月探査事業、スパコン、量子通信などの分野で多くの重大な科学技術の成果を手にした。
5年間に渡り高品質発展の戦略目標に焦点を絞り、現代化経済体制の構築を加速し、全面的な改革深化と高水準開放を掘り下げ、3大攻略戦に決定的な進展があった。京津冀(北京・天津・河北)の協同発展、長江経済ベルトの発展、粤港澳大湾区の建設などの国家重大戦略が、地域協調発展の「経絡」を貫いた。中国の発展の全局面に関わる深い変革が全面的に始まった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年10月30日