ペット関連の出費がペット中継の流行で増えただけでなく、ペットへの誕生日プレゼント、さらにはペットのための挙式も増えている。先日、飼っている3歳のブルドッグの誕生日を祝ったという秦さんは、「以前はペットに誕生日プレゼントを飼うことなど考えてもいなかったが、TikTokで犬の誕生日を祝う中継を見てから自分もやろうと思った。心温まるペットの挙式もしたい」と話した。
ペット消費のグレードアップの背後には、消費概念の変化と情緒訴求のニーズが存在する。ペットに消費する人の多くが80年代、90年代生まれで、彼らはある程度の消費能力を持ち、ペットを家族と考えている。『2019年中国ペット業界白書』の研究結果によると、飼い主の59.1%がペットを自分の子供のように思っている。ペットのための消費は「家族愛」の物質的な表現方法というだけでなく、自分のある種の感情を満たし、生活への焦りを緩和するためでもある。
市場規模は2000億元超
『2019年中国ペット業界白書』によると、2019年の全国都市部の犬猫の数は9915万匹、消費規模は2000億元に達した。この1000億クラスの市場は今も発展し続けている。
餓了麽が発表した『2020ペットデリバリー報告』によると、過去1年で、餓了麽のペット関連のデリバリー注文件数は135%増加した。1件あたりの平均消費額は125元。キャットフード、ドッグフード、猫砂、缶詰、おやつなどの商品の売り上げは100%以上伸びた。これは、ペット用品をネットで購入する人が増え、ペットへの消費を惜しまなくなっていることを示す。
しかし、勢いがあるペット市場も「冷静な目」で見る必要がある。今年の感染症流行の影響で、ペットのトリミングや医療業務を行う多くの専門店がダメージを受けた。業界関係者は、ペット業界は内外の多くの問題を抱えており、従事者はオンラインサービス提供のモデル転換のチャンスをつかめてこそ利益をシェアできると見ている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年10月31日