消費財小売総額の回復続く 飲食業は今年初のプラス転換

中国網日本語版  |  2020-11-21

消費財小売総額の回復続く 飲食業は今年初のプラス転換。

タグ:飲食業

発信時間:2020-11-21 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 国家統計局が11月16日に発表した統計によると、市場販売は回復し続け、飲食業の月間売上高の前年同期比伸び率はでプラス転換を実現した。10月の社会消費財小売総額は3兆8576億元で、前年同期比で4.3%増加し9月より1.0ポイント上昇し、前期比で0.68%増加した。

 

 中国国際経済交流センター経済研究部の劉向東副部長氏は『証券日報』の取材に対し、今年初めに新型コロナの影響で社会消費財の小売が底打ちして以降、社会消費財小売額の伸び率は安定した回復を続けたとし、その3つの要因を述べた。1つ目は感染症が効果的に抑制され、生産生活が正常化し、押さえつけられていた消費と阻まれていた物流が大幅に改善した。2つ目は、雇用安定や成長安定などの政策が実施されるにつれて、消費意欲が回復し、消費の潜在力が徐々に放出された。3つ目は、各地が各種の消費拡大政策を打ち出し、消費券発行や休日販促などの消費刺激策が消費の安定した成長を後押しした。

 

 具体的には、1月から10月の社会消費財小売総額は31兆1901億元で前年同期比5.9%減、減少幅は1月から9月より1.3ポイント縮小。経営機関所在地別では、10月の都市部の消費財小売額は3兆3498億元で前年同期比4.2%、農村部は5078億元で5.1%増。1月から10月の都市部の消費財小売額は27兆341億元で前年同期比6.0%減、農村部は4兆1559億元で5.4%増。消費別では、10月の商品小売額は3兆4204億元で前年同期比4.8%増、飲食業売上高は4372億元で0.8%増、9月は2.9%減。1月から10月の商品小売額は28兆2303億元で前年同期比4.0%減、飲食業売上高は2兆9598億元で21.0%減だった。

 

 国家統計局貿易外経司の統計師の張敏氏によると、限度額以上の18の商品カテゴリのうち17カテゴリの小売額が前年同期比でプラス成長し、うち化粧品や文化事務用品など9カテゴリが2桁以上の増加となった。消費グレードアップ関連商品の売上は急成長した。10月、限度額以上の文化事務用品、金銀アクセサリー、化粧品の小売額は2桁以上増加し、それぞれ11.7%、16.7%、18.3%増加。うち金銀アクセサリーと化粧品の伸び率は9月よりそれぞれ3.6ポイントと4.6ポイント上昇した。自動車関連商品は2桁増を維持。国民経済の安定した回復に伴い、住民の消費意欲が高まり、自動車買い替えニーズが放出された。特に、自動車消費促進政策に後押しされ、自動車市場の販売は大幅に回復した。

 

 蘇寧金融研究院マクロ経済研究センターの陶金副主任は『証券日報』に対し、「社会消費財小売総額の前年同期比伸び率は前月より上昇し、さらに10月の飲食業売上高は前年同期比0.8%増加し、今年初めてプラス転換したのは大したものだ」と話した。 


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年11月21日


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