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「2020中国民間企業トップ500」が発表、テンセントが首位に。
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胡潤研究院は25日、広東省仏山市で「2020中国民間企業トップ500」ランキングを発表した。企業の時価総額ランキングで、テンセントは4兆9800億元で初めて中国の最も価値ある民間企業になった。2位はアリババ、3位は美団。
同ランキングの発表は今回で2回目。「中国民間企業」とは、本部を中国大陸部に置く非公有制企業を指す。上場企業の時価総額は今年10月15日の終値に基づき計算。非上場企業の時価総額は同業の上場企業を参考に計算。
今年のトップ500のハードルは230億元で、昨年より90億元増加した（64％増）。入選企業全体の時価総額は前年比20兆元増で56兆元にのぼった。平均時価総額は前年比55％増の1100億元。昨年より時価総額が増加した企業は436社で、うち120社が新たに入選した。53社の時価総額が前年比でやや減少し、また昨年入選していた121社が今年は落選となった。
ランキングを見ると、首位のテンセントの時価総額は前年比で2兆元増加した。アリババは4兆7800億元で2位になったが、前年比で25％増となった。美団の時価総額は昨年の3倍に増え、1兆6300億元で3位に入った。他にもトップ10にEC企業が新たに2社入選した。拼多多の時価総額は1年で4倍増し1兆1400億元にのぼり、順位を昨年の14位から6位に上げた。京東の時価総額は3倍増で9960億元にのぼり、順位を12位から8位に上げた。チップ供給停止の影響を受け、栄耀ブランド事業を分離売却したファーウェイの時価総額がやや減少し、1兆1000億元で7位になった。
新型コロナウイルスの影響を受け、今年はヘルスケア業界の時価総額が大幅に増加し、初めてトップ500入りした企業（93社）が最も多い業界になった。昨年1位の先進製造業、2位の不動産業を抜いた。不動産業界のトップ500企業は昨年より3割も減少した。
注意すべきは、新エネ車、娯楽、教育が今年、伸び率が最も高い3大業界になったことで、その入選企業の平均時価総額はいずれも2倍以上になった。胡潤氏は「中国のEV企業がこの世界クラスの新興産業をけん引している」と判断した。
情報によると、昨年の中国民間企業トップ500全体の売上は22兆元で、中国のGDPの5分の1を占め、英国のGDPを上回った。従業員数は計970万人。企業の平均「年齢」はわずか21歳で、17社が5年内に創立された。
「中国網日本語版（チャイナネット）」 2020年11月26日
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