「過去に例を見ない重傷だ」国際航空運送協会(IATA)は25日の年次総会で、世界の航空業界の収入が今年、前年比で6割減少するため、追加の財政支援が必要になると表明した。IATAは、業界が毎日10億ドルのコストを削減し、飛行停止と大規模な人員削減を行っているが、巨額かつ過去に例を見ない赤字に直面しているとした。世界の航空業の収入は今年約3280億ドルに、赤字は1185億ドルにのぼり、6月の843億ドルの赤字を大幅に上回る見通しだ。
世界の航空業の昨年の収入は8380億ドルだった。来年の状況はやや改善される見通しだが、航空業の赤字は387億ドルにのぼる。乗客数がコロナ前の水準に戻るのは2024年になる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年11月27日