今年、新型コロナの影響で韓国の化粧品企業はダメージを受け、中国市場に狙いをつけた「ダブル11」の利用は業績回復の絶好のチャンスになる。韓国の某化粧品大手ブランドは前売り開始わずか3分で売り上げが1億元を突破した。日系ブランドも「ダブル11」イベントから受益した。日本メディアによると、一部の日本の美容機器メーカーは新型コロナの影響で社員が中国に行けず、ヤーマン、花王、資生堂などはインターネットで販売ルートを確保した。業界関係者によると、中国は人口14億人のうち4億人超が中等収入者で世界でもっとも潜在力の大きい市場で、今後10年で商品の輸入額は22万億ドルを超える可能性がある。中国のデジタル経済の活力と内需の潜在力は海外ブランドの中国事業展開を引き続き促すと見られる。
新型コロナ流行によるダメージを最も受けた高級品業界も、中国のオンライン市場を重視している。「ダブル11」期間、10社の高級品ブランドが天猫で新商品を初披露し、カルティエやヴァシュロン・コンスタンタンなどのブランドが「ダブル11」セールスに初参加し、ヴァシュロン・コンスタンタンはクリスマスに発売予定だった新商品を「ダブル11」期間に発売した。
今年に入り、中国は多くの海外ブランドの成長の主戦場となり、中国の消費者のオンラインショッピング意欲は海外ブランドに爆発的な成長をもたらした。今年、天猫だけで2.5万社の海外メーカー、2600社以上の海外ブランド、120万種の輸入新商品が「ダブル11」に参加した。データによると、11月1日から11日12時までの天猫での輸入品取引高は前年同期比47.3%増加し、うち180の海外ブランドの取引高が1000万元を超え、816の海外ブランドの取引高が100万元を超えた。オンライン販売業務は、海外ブランドの中国市場での影響力向上、新たな顧客獲得の選択肢となっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年11月29日