1回目の事情聴取から1カ月以上がたち、金融監督管理部門は再びアント・グループの事情聴取を行った。これはプラットフォーム経済の発展の規範化が喫緊の課題となっていることを示した。また監督管理を強化し、プラットフォーム経済の健全な発展を促進する監督管理部門の厳かな態度と揺るぎなき決意を再び示した。「経済日報」が伝えた。
事情聴取はより良い発展を目的とする。インターネットプラットフォーム経済は長年に渡り急成長を続け、生産・生活に新たなシーンと手段を提供した。しかしそれと同時にプラットフォーム経済には無秩序な拡張、個人情報漏洩、中小企業及び消費者の権益の損害といった問題もある程度存在し、一部のリスクを蓄積した。事情聴取による監督管理の強化は、プラットフォーマーに対して市場化・法治化の原則に基づき、金融監督管理、公平な競争、消費者の合法的な権益の保護などを行うよう督促・指導し、金融事業の経営・発展を規範的にするためだ。
先ほど閉会した中央経済活動会議は、独占禁止を強化し、資本の無秩序な拡張を防止するとした。これは社会主義市場経済体制の改善、高品質発展推進の内在的な要求だ。フィンテックプラットフォームはまさに発展の最中にあるが、慎重な監督管理はプラットフォーマーのより長い、より良い発展を促進する。事情聴取は企業に対して業務改善に取り組み、ガバナンスを改善し、健全な発展を促進するよう督促・指導するためだ。
プラットフォーマーは規範的で秩序ある軌道上で穏健に発展し、監督管理ルールを尊重し、革新の活力を維持することで、初めて真のコア・コンピタンスを形成できる。国・企業・消費者のウィンウィンを実現し、経済高品質発展に積極的に貢献できる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年12月24日