市場構造を見ると、今年は2つの喜ばしい変化があった。1つは新エネ車の個人消費の割合が70%に大幅に上昇したこと。しかし、2年前のこの割合はわずか20%だった。もう1つは、購入制限なしの都市の購入の割合が60%に達したこと。これらの市場の牽引要素は、消費者の新エネ車支持が高まり、今後の個人市場の成長の大きさを示している。しかも、中国の新エネ車の車種は幅広く、高・中・低クラスをカバーし、消費市場の多元化ニーズを満たす。
工業情報化部が先日開催したたメディア交流会で、中国自動車工業協会の葉盛基副秘書長は、今年の新エネ車販売台数はすでに予想を上回り、130万台に達し伸び率は8%近くになると見通しだと述べた。2021年にはさらに大きなサプライズがあり、中国の新エネ車販売台数の伸び率は30%を超えて180万台になる見通しだという。
「今年は新型コロナの流行、補助金の減少、石油価格の低下などの影響を受けたが、新エネ車販売台数は2019年とほぼ同じ、さらには超えると予測される。今年の新エネ車の持続可能な発展能力は高いため、業界内で新エネ車市場化発展元年とされており、全産業の発展が新たな段階に入る」と、工業情報化部装備工業一司自動車発展処の馬春生副処長は話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年12月27日