丑年の春節が近づくなか、帰省するにせよ現在地で年を越すにせよ、故郷を思う人は賑やかに年越し用品を購入するで年越しの雰囲気に浸ろうとする。螺螄粉はピスタチオに代わる人気年越し用品になり、半製品の年越し料理が登場し、「巣ごもり型」の消費が引き続き好評を博している。あるネットユーザーは「今回は近年で活動半径が最も小さい春節になるだろう」と冗談を言っているが、その裏側では年越し用品の新たなブームが密かに生じている。
子年の年越し用品セールの初日は、飴、ドライナッツ、お菓子、ひまわりの種などの伝統的な年越し用品が市場を制した。今年の天猫と淘宝の人気年越し用品トップ10には、螺螄粉、ダウンジャケット、カジュアルパンツなどが並んでいる。螺螄粉はさらにひまわりの種やピスタチオなどの伝統的な年越し用品に代わり、購入者が最も多い年越し用品の一つになっている。
現在地での年越しを決めた人にとって、螺螄粉などの1人前の即席食品は、春節中の飲食店の休業や防疫の需要に対応する最善の選択肢になっている。今月20日だけでも、天猫、淘宝、天猫超市の1人前食品の購入者が170万人以上にのぼった。考拉海購では、過去1カ月の「1人」関連商品の検索件数が前年同期比49%増で、「孤食」用の小型家電の販売量が前年同期比205%増となっている。
旧暦の大晦日、唐宮、陶陶居、広州酒家などの地方の老舗店が重点都市の天猫超市で、年越し料理半製品セットを販売する。盒馬のデータによると、今年は昨年よりも半製品食品の新品が10%増加した。半製品購入が春節前の1週間内に集中するとみられるため、その販売は春節まで増え続ける見通しだ。
新年のペット用衣料品、窓拭きロボット、電動歯ブラシ、年越し料理の半製品ー年越し用品セールの売り上げランキングを見ると、昨年の巣ごもり生活を経て、丑年の「年越し用品」の定義がすでに変化していることが分かる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年1月28日