テスラ・モデル3に故障発生、国家電網のせいにし批判を浴び謝罪

テスラ・モデル3に故障発生、国家電網のせいにし批判を浴び謝罪。

タグ:テスラ・モデル3 故障発生 国家電網

発信時間:2021-02-02 16:56:06 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 江西省南昌市の消費者が購入してからわずか数日のテスラ・モデル3が先ほど、テスラ専用の充電スポットで充電した後、起動できなくなった。検査により、車両のインバーターが焼損していることが分かった。アフターサービスの責任者は焼損の原因について、「国家電網の電流が大きく、充電中に瞬間的に過電流になり、インバーターが焼損した」と説明した。


 この責任者は賠償について、オーナーの涂さんに部品の無料交換しか応じられないと述べた。しかし涂さんはこれを受け入れなかった。購入からわずか数日後にこれほど深刻な故障が発生したのだから、テスラは返品に応じるべきとした。カスタマーサービスは涂さんに対して、車の問題を解消するためにはテスラセンターと連絡するしかないと答えた。


 電流が大きすぎたという主張について、国網南昌給電公司は31日早朝、次のように投稿した。テスラ専用充電スタンドにはその充電技術基準がある。テスラの電気自動車はテスラ専用の充電装置と直接つなげ、使用される。電源ラインをテスラの電気自動車につなげるわけではない。また使用中の電源ラインの電圧は安定しており、異常はなかった。周辺のその他の電力設備も正常に作動しており、国が定める電源品質の要求に合致していた。関連する不当な主張については責任追及の権利を保留する。


 テスラのカスタマーサービスは1日、微博で「南昌市のオーナーが先ほど充電した後異常が発生した件について、故障は充電中の瞬間的な過電流によるものと初歩的に判断している」と投稿した。


 テスラのアフターサービス担当者が「故障は国家電網の電流が大きかったため」と述べていたことについて、同社は「このやり取りは録音されており、かつ国家電網に関する部分を切り抜き編集したものが広がった。ネットユーザーの誤解を招き、南昌電網にご迷惑をかけたことに深く謝意を表する」と表明した。


 テスラ側は、オーナーの問題を適切に解消済みで、かつ故障原因について検査・調査を行っていると発表した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年2月2日

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