商務部が2日に発表した「中国対外投資協力発展報告書2020」(以下「報告書」)によると、中国共産党第18回全国代表大会以降、中国の対外投資協力は着実かつ健全に発展している。規模が絶えず拡大し、構造が絶えず改善され、効果・利益が絶えず拡大している。中国の昨年の対外全業界直接投資額は1329億4000万ドル、対外請負工事実行ベース売上は1559億4000万ドルにのぼった。対外投資協力の大国としての地位を引き続き固めた。高品質の「一帯一路」共同建設において、現地の経済・社会の発展を後押しし、中国と関連諸国の経済・貿易関係を深め、開放型世界経済の構築推進において積極的な力を発揮した。
中国の対外直接投資残高の世界に占める比重が安定を維持した。「2019年度中国対外直接投資統計公報」によると、中国の2019年末の対外直接投資残高は2兆1988億8000万ドルで、世界に占める割合は6.4%で前年より横ばいだった。
報告書は、 中国の対外直接投資は昨年、製造業分野における投資規模と比重がいずれも増加したと指摘。「2019年度中国対外直接投資統計公報」によると、中国の同年の製造業における対外直接投資は前年比6%増の202億4000万ドルで、伸び率が前年を41.2ポイント上回った。同年の中国の対外直接投資全体の14.8%を占め、前年より1.4ポイント上昇した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年2月3日