中国の短編動画アプリ「快手」を運営する快手科技が5日、香港証券取引所に上場した。同日の終値は160%高の300香港ドルをつけ、時価総額が1兆2000億香港ドルにのぼった。快手の上場の影響を受け、A株市場の万潤科技、環球印務、藍色光標などの快手関連銘柄が軒並み高となっている。業界内では、「短編動画業界には依然として大きな成長の余地が残されている。快手は上場後、ビジネスの現金化及び短編動画コンテンツ生態の建設のペースを上げ、広告、EC、短編動画の提携先の業績をけん引し、かつ産業チェーン全体の価値を高める可能性がある」とされている。
華創証券は、「動画化は今後10年のコンテンツ生産及び消費の大きな流れになる。短編動画業界は現在、ユーザー数の増加の中後期、時間及びアクティブ度の向上の中期、ビジネスの現金化の初期段階にある。業界の規模には大きな拡大の余地が残されている」とした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年2月8日