国家工業情報安全発展研究センターはこのほど「2020−21年度デジタル経済情勢分析」(以下「報告書」)を発表した。報告書は、昨年は急な新型コロナウイルスに見舞われながら、デジタル経済が高い発展の強靭性を示し、逆境のなか成長を実現し、世界経済の回復と成長に重要な原動力を注いだと判断した。
具体的な実践を見ると、デジタル経済の活力はさまざまな面に現れている。デジタルインフラが急速に普及し、宇宙・地上・空中一体型ネットワークが融合しつつ発展している。デジタル要素の価値が日増しに顕著になり、データ開発・利用水準が絶えず深まっている。デジタル産業化が急成長を維持し、感染症がオンラインサービスのスムーズな普及を促進している。産業のデジタル化発展が全面的にペースを上げ、各分野のデジタル化モデル転換の推進ペースが上がっている。デジタル政府発展の掘り下げが進み、政府デジタル化指導力が日増しに向上している。デジタルガバナンスルールが規範化を重視し、一部分野ですでに世界的な共通認識を形成している。国際協力連盟化の流れが顕著で、ダブル循環の新たな発展構造が形成中だ。
国家工業情報安全発展研究センター情報政策所デジタル経済研究室の殷利梅主任は、報告書を解読し「第14次五カ年計画(2021−25年)を見据えると、デジタル経済はスムーズで持続的で健全な発展を保ち、未来の経済発展の『主形態』になる。中国は世界2位のデジタル経済大国として、伸び率でリードを実現する見通しだ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年2月16日