今年の政府活動報告は「GDP1単位当たりのエネルギー消費量を3%前後削減」を今年の発展の主要目標とし、かつ第14次五カ年計画期間(2021−25年)にGDP1単位当たりのエネルギー消費量を13.5%低下させ、CO2排出量を18%低下させるとした。目標を基礎とし強制的な指標を明確にしたことは、グリーン発展を堅持する決意を示した。
高品質発展を実現するためには、発生源からエネルギー及び環境の犠牲を減らし続ける必要がある。グリーン発展促進の重要な手がかりとして、省エネ・エネルギー消費量削減の取り組みが積極的な力を発揮している。省エネ優先方針の貫徹により、中国のエネルギー効率が近年、大幅に向上している。中国の2013−19年のGDP1単位当たりのエネルギー消費量は累計で24.6%低下した。標準石炭換算で12億7000万トン分のエネルギーを節約した。この省エネ量は現在の京津冀、長江デルタの年間エネルギー消費量の合計に近い。中国のエネルギー消費量の増加率は年平均2.7%だったが、これにより年平均7%の経済成長を支え、経済の持続的かつ健全な発展を力強く支えた。世界でエネルギー消費強度の下げ幅が最も大きい国の一つである中国の省エネ規模は、同期の世界の約半分を占めた。世界の持続可能な発展の促進に対して重要な力を発揮した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年3月10日