国家発展改革委員会と商務部が昨年末に発表した「外商投資安全審査方法」(以下「同方法」)が1月、施行された。同方法の安全審査範囲に関する海外メディアの疑問について、商務部の高峰報道官は、商務部が18日に開いた記者会見で「外商投資の安全審査は国際的な慣例であり、世界の主要経済体はすでに外資安全審査制度を構築したか、その改善に取り組んでいるところだ」と強調し、次のように説明した。
同方法は、安全審査を実施すべき外商投資範囲を明確に規定しており、これには主に次の2点が含まれる。まずは軍需産業及びその関連産業など国防安全に関わる分野、及び軍事施設・軍需施設周辺の地域への投資だ。次に国家安全に関わる重要農産物、重要エネルギー・資源などの9つの分野への投資で、かつ投資企業が実質的な経営権を握る投資だ。
同方法は外商投資法及び実施条例の要求に基づき、中国の外資安全審査制度を細分化し、十全にする。これは中国経済の安定的かつ健全な発展、さらなる対外開放拡大に必要な保障だ。長期的に見ると外資系企業の中国でのより良い発展に有利で、正常な海外投資家及び企業に不要の負担をかけることはない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年3月19日