人的資源・社会保障部(省)など3当局は18日に新職業を発表した。その中の物々交換師、食品安全管理師、炭素排出管理員が注目を集めている。こうした新職業は一体何をするものなのだろうか。
プロの「物々交換師」は、資源統合理論を体系的に運用し、生産、供給、販売の調和の取れた分配と資源の最適化を促進し、製品の販売の遅れ、販売不振、販売停止などの問題を効果的に解決する人で、物品と物品を交換する企業がすぐにも必要とする新興の複合型人材だ。
最近、「カーボンニュートラル」が非常に話題になっている。設定された目標によると、中国は2030年までにCO2排出量ピークアウトを達成し、60年までにカーボンニュートラルを達成することになっている。同部によると、炭素排出の管理は非常に技術的で総合的な仕事であり、炭素排出の関連技術を身につけ、政策と基準を熟知し、炭素排出の計画、算定、検証、評価などをしっかり行なう必要がある。「炭素排出管理員」はこれから炭素排出の管理や取り引きなどの活動で積極的な役割を果たし、温室効果ガスの排出削減を効果的に推進することになる。
「食品安全管理師」は、食品の生産、飲食サービス、食品の流通などの業務において食品の安全をめぐるリスクのコントロールと管理を担う者で、将来的に非常に大きな市場ニーズがある。生活レベルが向上し続けるのに伴って、食品の安全性を何よりも大切にしたいという要求がより切実なものになっている。国は食品の安全監督管理を強化すると同時に、食品の生産経営機関が食品の生産、流通、販売、サービスなどすべてのプロセスで安全性のコントロールを自主的に展開し、食品の安全と質を全面的に高めるよう誘導する必要がある。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年3月22日