カラーコンタクトレンズ(カラコン)が消費者から好評を博しているが、これは近視の問題を解消し、瞳を大きく明るく見せ、高いアンチエイジング効果があるからだ。
マスク着用が始まってから1年以上になるが、顔を上半分しか出さない女性たちは目に工夫をこらしている。さまざまなカラーのアイメイクやカラコンが、過去1年のファッション界で脚光を浴びた。
青山資本のデータによると、カラコンの過去5年間の年平均成長率は41%にのぼり、昨年の中国市場の末端売上高は200億元以上にのぼった。Mob研究院は、中国のカラコン市場規模は2025年に500億元に達し、世界で最も重要な市場になると予想した。
美瞳(カラコン)はジョンソン・エンド・ジョンソンの商標で、同社がアジア市場向けに作った美容効果を持つコンタクトレンズブランドだ。商標の期限は2029年9月27日まで。現在は広くその品種全体を指す。
カラコンの人気が上がっているのは、女性の高い消費能力、多くの近視者、近視者の若年化によるものだ。
国産カラコンブランド「Moody」の創業者である慈然氏によると、Moodyの度なしカラコンの購入者は全体の3割以上。これらの利用者は視力を矯正するのではなく美を求めている。
青山資本のデータによると、カラコンの過去5年間の年平均成長率は41%にのぼり、昨年の中国市場の末端売上高は200億元以上にのぼった。一部の国と地域での普及率は3割以上だが、中国市場では7.5%のみで、まだ5−7倍の成長の余地が残されている。
注意すべきは、カラコンが化粧品ではないことだ。国家食品薬品監督管理総局はカラコンをⅢ類医療機器として位置づけている。同類製品の医療機器登録証書及び相応する生産・経営資格証書を取得してから生産し、取り扱わなければならない。
日本政府は11年より、使用期間が1カ月以上のコンタクトレンズの販売を認めなくなった。日本市場では15年より、1カ月以上の製品が合法的に存在できなくなった。これはカラコン市場の日本での急成長を促した。
ワンデータイプは使い捨て消費財であり、より安全で衛生的なため、多くの消費者から注目されている。新鋭の国産カラコンブランドはより短い使用期間を選択している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年3月23日