広交会や輸入博があるのに、なぜ消費財博を開催するのか?

中国網日本語版  |  2021-03-25

広交会や輸入博があるのに、なぜ消費財博を開催するのか?。第1回中国国際消費財博覧会(消費財博)が5月7-10日に海南省海口市で開催される。商務部と海南省人民政府が共催。商務部の王炳南副部長は「中国が消費財博を開くのは、これを国際交流・協力の場、対外開放の窓口とし、大型展示会の総合効果を発揮し、高水準対外開放を推進し、国内大循環を円滑にし、国内・国際双循環を促進し、新たな発展構造を構築するためだ」と説明した…

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発信時間:2021-03-25 14:20:49 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 第1回中国国際消費財博覧会(消費財博)が5月7-10日に海南省海口市で開催される。商務部と海南省人民政府が共催。


 商務部の王炳南副部長は「中国が消費財博を開くのは、これを国際交流・協力の場、対外開放の窓口とし、大型展示会の総合効果を発揮し、高水準対外開放を推進し、国内大循環を円滑にし、国内・国際双循環を促進し、新たな発展構造を構築するためだ」と説明した。


 すでに広交会、輸入博、サービス貿易交易会という対外開放の3大展示会があるにも関わらず、なせ消費財博を開催するのだろうか。


 王氏は「広交会は主に貨物輸出に焦点を絞り、輸入博は主に貨物及び一部サービスの輸入に焦点を絞り、サービス貿易交易会は主にサービス業の開放拡大に焦点を絞る。消費財博は優れた国際消費財の国際的な展示・取引の場として位置づけられる」と述べた。


 消費財博の開催は、海南自由貿易港の建設推進と切り離すことができない。先ほど印刷・配布された「海南自由貿易港建設全体案」では、海南国際観光消費センターという位置づけが明確にされた。


 王氏は「消費財博の開催は、中央の方針の実行を貫徹し、海南国際観光消費センターを建設する実質的な行動であり、海南自由貿易港の建設推進の重要な手がかりでもある。自由貿易港のサービスの革新的な発展ペースを上げ、対外開放の新たな高地を築く」と述べた。


 海南省の沈丹陽常務副省長は「消費財博は海南省のみではなく、全国と世界の消費財博だ。第1回消費財博は国際化水準、単位面積あたりの展示品の価値、初公開・初展示数の国内リードを目指し、世界の優れた消費財の展示・取引の重要な場を作る。各国の優れた消費財の中国市場進出に向け展示・取引の機会を提供し、また中国各地及び各国の優れた消費財の世界各地への販売に向け商機を作る」と説明した。


 また、消費財博の開催は、人民の生活の需要をより良く満たすためでもある。中国の1人平均GDPは昨年1万ドルを突破し、すでに消費高度化の重要段階に入った。しかし高品質の供給能力は依然として、人民の日増しに拡大する美しい生活の需要をより良く満たせていない。


 王氏は「消費財博の開催は、供給側構造改革の堅持を主軸とし、高品質発展のテーマを堅持し、国内外の優れた消費財を集める。自由貿易港の優遇策を集め、効果的なミドル・ハイエンドの供給を拡大し、人民の美しい生活の需要をより良く満たす」と話した。沈氏はさらに、次のように説明した。


 (一)離島免税は特定の人を対象としている。観光客は海南省を訪れ購入し、これを持ち帰ることで免税になる。これは特定の人、観光客を対象とした政策だ。しかし消費財博の展示品の場合は観光客のほか、島内の博覧会に参加する人々も免税の対象になる。


 (二)離島免税は限度額があり、1年で10万元のみとなっている。腕時計やジュエリーなどこの金額を上回る商品があり、1点で10万元以上の物がある。今回展示される多くの優れた消費財の価値も比較的高く、高級品だ。そのため一部の比較的高価値の物も免税の対象となりうる。これが2つ目の違いだ。


 (三)離島免税は購入し直ちに持ち帰りになるのではなく、店側が購入後に郵送するか、購入者が空港で離島する段になり持ち帰ることができる。しかし今回は購入後直ちに持ち帰ることができる。これらはいずれも異なる点だ。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年3月25日

 

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