中国財政部が29日に発表したデータによると、今年1-2月、全国の国有および国有持株企業の営業収入と利益はいずれも2ケタ以上増加し、低い基数という要因を差し引いても低くない成長率となった。
具体的に見ると、1-2月の国有企業の営業総収入は前年同期比33.7%増の10兆1929億2000万元で、低基数要因を差し引いた成長率は8.2%だった。うち、中央企業は同25.5%増の5兆9987億3000万元で、低基数要因を差し引いた成長率は7.4%、地方国有企業は同47.5%増の4兆1941億9000万元で、低基数要因を除いた成長率は9.5%だった。
利益については、1-2月の国有企業の利益総額は前年同期比1.5倍増の5489億4000万元で、低基数要因を差し引いた成長率は10.2%だった。うち、中央企業は同96.9%増の4077億元で、低基数要因を差し引いた成長率は10.7%、地方国有企業は同9.6倍増の1412億4000万元で、低基数要因を差し引いた成長率は8.8%だった。
1-2月、国有企業未納税金・費用は前年同期比24.0%増の9273億5000万元で、うち中央企業は同22.6%増の6959億元、地方国有企業は同28.5%増の2314億5000万元だった。
資産負債比率を見ると、2月末時点で、国有企業の資産負債比率は前年同期とほぼ同じ水準の64.3%だった。中央企業は同0.4ポイント減の67.0%、地方国有企業は同0.4ポイント増の62.5%だった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年3月31日