気温の上昇に伴い、「花の海を走る列車」と呼ばれている北京市の郊外鉄道S2線は、1年で最も美しいシーズンを迎えている。高速鉄道「和諧号」が居庸関の花の海を走り抜ける様子に撮影マニアたちは感嘆の声を上げていた。100年の歴史を誇る京張(北京―張家口)鉄道の「人」字型線路の両側では、アンズや桃、桜が満開となっている。北京市郊外鉄道S2号線が経由する居庸関長城は、国家級文化財保護施設に指定されており、極めて険しい地形の長城における要害。全長365メートルの居庸関トンネルは、「中国鉄道の父」と呼ばれている詹天佑によって建造された京張鉄道のトンネル4基のひとつ。観光客がこの居庸関の花の海を走り抜ける列車をより安全で便利に鑑賞できるように、地元では「居庸関花の海桟道」を造り上げた。多くの撮影マニアが「最も美しい高速鉄道」を撮影しようと全国各地からこの地に集まっている。(編集KM)
「人民網日本語版」2021年4月7日