中国人民銀行(中央銀行)がこのほど発表した2021年第1四半期(1-3月)都市部・農村部預金者アンケート調査報告によると、人々の収入感受指数、雇用感受指数、投資意欲指数が20年第4四半期(10-12月)に比べていずれも上昇し、消費意欲指数と貯蓄意欲指数は小幅に低下したという。「経済日報」が伝えた。
具体的にみると、同期の収入感受指数は51.7%で前期比1.1ポイント(p)上昇した。収入信頼感指数は51.0%で同0.2p低下した。雇用感受指数は43.9%で同2.4p上昇した。雇用期待指数は53.1%で同1.9p上昇した。
「より多く消費する」傾向の人は22.3%を占め、同1.0p低下した。「より多く貯蓄する」傾向の人は49.1%で同2.3p低下した。「より多く投資する」傾向の人は28.6%で同3.3p上昇した。
人民銀が同時に発表した21年第1四半期企業家アンケート調査報告では、企業家マクロ経済注目度指数は38.9%で前期比4.5p上昇し、前年同期比26.5p上昇した。輸出受注指数は41.8%で前期比4.6p低下、前年同期比22.7p上昇した。国内受注指数は45.8%で前期比9.3p低下、前年同期比28.3p上昇した。経営景気指数は56.3%で前期比0.5p上昇し、前年同期比26.0%上昇した。営利指数は53.1%で前期比6.7%低下し、前年同期比30.8%上昇した。
また人民銀は21年第1四半期銀行家アンケート調査報告も発表した。それによると、銀行家マクロ経済注目度指数は42.4%で前期比8.8p上昇した。第2四半期(4-6月)については、銀行家マクロ経済注目度期待指数は48.3%で1-3月期を5.9p上回った。
融資全体需要指数は77.5%で前期比5.9p上昇し、前年同期比で11.6p上昇して、上昇傾向を示したことが注目される。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年4月6日