世界銀行のアクセル・ヴァン・トロッツェンバーグ専務理事は9日、世銀は4月中に20億ドルの資金を調達し、約40の発展途上国及び地域の新型コロナウイルスワクチンの確保を支援すると表明した。
トロッツェンバーグ氏は国際通貨基金(IMF)と世銀の春季会議で、新型コロナワクチンについて議論した際に「世銀は4月中に20億ドルの資金を調達し、ワクチン調達、研究開発、生産で40以上の(発展途上)国及び地域を支援する」と述べた。
世銀のデイビッド・マルパス総裁は発言の中で、「世銀は今年の中頃までこの資金規模を40億ドルに拡大し、約50の国と地域を支援する」と述べた。
世銀が集めるこの資金は、新型コロナワクチンの公平な分配を目指す国際的な枠組み「COVAXファシリティ」 に用いられる。同ファシリティを主導するGaviワクチンアライアンスと世界保健機関(WHO)は8日、「COVAXはすでに100以上の国と地域に約3840万回分の新型コロナワクチンを配布している」と発表した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年4月12日