世界のエネルギーの需要、今年は4.6%増=IEA

世界のエネルギーの需要、今年は4.6%増=IEA。

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発信時間:2021-04-21 15:33:27 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

 事務局をパリに置く国際エネルギー機関(IEA)は20日に発表した、「2021年世界エネルギー回顧」報告書の中で、世界のエネルギーの需要が今年4.6%増加し、世界のエネルギー関連のCO2排出量が4.8%増加すると予想した。


 報告書によると、世界のエネルギーの需要は昨年、新型コロナウイルス感染症の影響を受け4%減少し、第二次大戦後で最大の下げ幅となった。しかしIEAは、各国が防疫規制措置を解除し経済回復を迎えるに伴い、世界のエネルギーの需要は今年、前年比で4.6%増加すると予想した。


 世界の再生可能エネルギー発電量は今年、前年比で8%以上増加し8300億TWhに達する見通しだ。これは年間ベースでは70年代以降で最大の上げ幅となる。太陽光発電と風力発電が、再生可能エネルギー発電量の増加分の3分の2を占める。中国の再生可能エネルギー発電量の増加分は今年、世界の約半分を占め、これに米国、EU、インドが続く。


 世界の原子力発電は今年、前年比で2%増になる見通しだ。昨年下半期と今年第1四半期の間に世界で新たに7基の原子炉が稼働開始し、3基が閉鎖された。年内に世界でさらに最多10基の原子炉が送電を開始する。


 IEAのデータによると、石炭・石油・天然ガスの需要激増及び経済回復に伴い、今年の世界のエネルギー関連のCO2排出量が前年比で15億トン以上増加し(4.8%増)、2018-19年のピーク値に迫る。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年4月21日

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