清華大学は22日、集積回路学院の創設式を開いた。清華大学集積回路学院は学際融合を促進し、中国の現在の半導体の「ネック」を解消する。これは清華大学が国の重大戦略の需要を見据え、国の重要分野に焦点を絞り、集積回路のハイレベル人材を育成するため踏み出した重要な一歩だ。
清華大学集積回路学院の呉華強院長は「集積回路は典型的な境界領域だ。学院は1+Nの共同メカニズムを模索し、学際融合を促進する。1とは集積回路学院で、Nとは各分野の学際融合だ。教員採用メカニズム、組織的な科学研究などの面で積極的に革新に取り組み、関連学院・系と共に学際研究センターを設立する」と述べた。
清華大学集積回路学院は人材育成の面で、大学生・院生を貫く集積回路人材育成体制を構築し、材料・設備・半導体システムの垂直知識チェーンを作り、集積回路カリキュラムを再構築する。大学生の育成は書院育成と大類育成を結びつけるモデルを採用し、幅を広げ基礎を厚くする。院生育成は産教融合を強調し、産業チェーン各分野のトップ企業と協力を掘り下げる。集積回路産業に不足するハイレベル人材を送り出し、現在のネックの解消に努める。
清華大学校長、中国科学院院士の邱勇氏は「清華大学が集積回路学院を設立するのは、優れた力を重要・中核技術の主戦場に立たせ、国が必要とするハイレベル革新人材の育成を急ぐためだ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年4月23日