大湾区の「越境理財通」試行が間もなく開始、銀行は準備万端

大湾区の「越境理財通」試行が間もなく開始、銀行は準備万端。

タグ:越境理財通

発信時間:2021-05-11 14:19:49 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

 期待が集まっている粤港澳大湾区越境理財通業務に、再び重大な進展があった。


 いわゆる「越境理財通」業務とは、粤港澳大湾区の大陸部及び香港・澳門(マカオ)地区の投資家が区内の銀行システムを通じ構築する閉ループ資金パイプラインを通じ、相手側の銀行が販売する有資格の投資商品もしくは理財商品に越境投資することを指す。


 「証券日報」の調べによると、中国人民銀行を含む8つの大陸部及び香港・澳門(マカオ)地区の関連金融監督管理機関が今年2月、「粤港澳大湾区における『越境理財通』業務の試行に関する了解覚書」に共同で署名し、各方面の責任及び義務を明確にしている。


 中南財経政法大学デジタル経済研究院の盤和林執行院長は「証券日報」の記者に、「越境理財通は人民元建ての金融商品を豊富にし、域内外の資本流動のルートを効果的に切り開いた。粤港澳大湾区の住民の自主的で多用な投資の需要を満たし、越境投資ルートを効果的に切り開き、越境投資の利便性を高めた。大陸部と香港・澳門(マカオ)地区間の金融協力と経済協同発展を推進した。これは金融市場の改革・開放の掘り下げに対して重要な意義を持つ」と述べた。


 盤氏は、越境理財通業務の推進は、条件を満たす銀行に新たな発展チャンスを提供すると見ている。国内の理財商品の年間利回りが現在やや低下しているが、ゼロ金利の欧米市場資産管理商品と比べると、国内の理財商品は大きな魅力を持つ。北方向からのさらに多くの資金が国内銀行の理財商品を購入する。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年5月11日

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