高品質の全国炭素排出権取引市場体制の構築を促進し、CO2排出ピークアウトとカーボンニュートラルの目標達成を支えるため、中国企業国有産権交易機構協会(以下「同協会」)は12日、カーボンニュートラル研究センターを正式に設立した。
CO2排出ピークアウトとカーボンニュートラルの目標を達成するためには、市場の資源配置における決定的な力を十分に発揮する必要がある。中国は2011年以降、7エリアで炭素排出権取引の試行を展開しており、20以上の業界の3000社弱の重点排出企業を網羅した。取引額は計100億元超で、全国の炭素市場建設に向け経験を蓄積した。
同協会の夏忠仁秘書長は「今回設立されたカーボンニュートラル研究センターは、全国の炭素取引分野の政策研究、立法研究、市場研究に焦点を絞る。試行機関の経験をまとめ、国際市場の手法を参考にし、研究・トレーニング・交流の場を築く。就業者の炭素市場関連政策及び取引ルールへの理解を深め、試行炭素市場の全国炭素市場への安定的な過渡を支える」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年5月13日