東アジア経済圏、世界の貿易回復の「牽引者」に

東アジア経済圏、世界の貿易回復の「牽引者」に。

タグ:貿易回復

発信時間:2021-05-27 12:06:30 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

 国連貿易開発会議が発表した最新の世界貿易四半期報告によると、今年第1四半期に世界の貿易は勢いよく回復し、商品とサービスの貿易総額は前年同期比約10%増加、前期比約4%増加し、コロナ流行前の水準を上回った。中国などの東アジア経済圏の輸出が好調だったことが後押しした。


 今回の世界の貿易の回復は以前より速く、中でも発展途上国は重要な役割を果たした。今年第1四半期の発展途上国の輸入額と輸出額はそれぞれ18%と22%増加、先進国は12%と7%増加し、発展途上国は先進国より回復の勢いがある。昨年同時期と比べると、中国、インド、南アフリカの2021年第1四半期の貿易はその他の主要経済圏を上回った。中でも中国は、輸出が2020年の平均水準を上回っただけでなく、コロナ前の水準と比べても勢いよく増加した。


 経済の粘り強さによる東アジア経済圏の貿易回復は発展途上国の貿易回復の促進に重要な役割を果たし、世界の貿易回復は東アジア経済圏に後押しされたと言える。


 中国、日本、韓国などの経済圏は同地区の貿易の主な貢献者となった。中でも中国の商品貿易の好調ぶりが際立ち、輸入・輸出ともに伸び率は20%以上だった。一方、モデルチェンジ経済圏、南アジア、南アフリカの輸出は平均水準を下回り、南米の輸出は2020年第1四半期より増加したが、2019年の平均水準を下回った。貿易の回復に地域的な不均衡性が見られる。


 ブルームバーグが関連データを引用して伝えたところによると、米国などの国が継続する景気刺激策はアジアの輸出需要を大幅に引き上げた。シンクタンクのザ・エコノミスト・インテリジェンス・ユニットは、先進国が進めているワクチン接種作業はアジアの製造業の成長を推し進めるとの見解を示した。具体的な業種については、世界の電子製品への高需要は製造業成長の主な原動力となり、東アジアの一部の国は世界のチップ需要から受益する。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年5月27日

 

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