多項目で世界一 中国は「交通大国」から「交通強国」に

多項目で世界一 中国は「交通大国」から「交通強国」に。2020年末時点で、全国の鉄道運営距離は14万6000キロメートル、道路総距離は519万8000キロメートルで、新中国成立当初の7倍と64倍になった…

タグ:鉄道 交通 輸送 航路 高速

発信時間:2021-05-31 14:57:38 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 交通は国の発展の要であり、強国の基本である。新中国成立当初、全国の鉄道総距離はわずか2万1800キロメートルで、その半分が麻痺状態だった。道路総距離はわずか8万1000キロメートルで、高速道路はなかった。民間航空路線はわずか12本だった。


 2020年末時点で、全国の鉄道運営距離は14万6000キロメートル、道路総距離は519万8000キロメートルで、新中国成立当初の7倍と64倍になった。重複距離を除いて計算した民間航空距離は837万9800キロメートルで、新中国成立当初の735倍になった。


 封鎖状態から四方八方に通じ、中国は交通大国になり、交通強国へと邁進している。全国の高速鉄道距離、高速道路距離、軌道交通運営路線と距離など多項目の交通輸送指標で世界一につけている。


 新中国成立当初、交通輸送は遅れていた。かつては「ロバで北京に行く」、道路いっぱいの自転車、1分に667メートルしか進まない緑の列車、体重計に乗って合格基準に達していなければ飛行機に乗れないなどという状況だった。


 今では、「復興号」列車は1分に5.8キロ進み、首都国際空港には1分間に1.5本が発着し、ネット配車や自転車シェアリングなどの交通の新業態が発展している。2020年の全社会の旅客輸送量は96億6500万人、旅客取扱量は1兆9251億4300万人キロ(旅客1名を1キロ輸送=1人キロ)で、新中国成立当初の71倍と124倍になった。


 かつては谷、山、田舎の広野を抜けるのは困難で、航路と埠頭は整備の必要があり、道路は通行がまばらで、路線は単一で駅が散らばり、1人あたり平均の鉄道距離はわずか5センチ、道路距離は20センチだった。


 現在、鉄道は縦横に延び、2020年末時点の全国の鉄道運営距離は14万6000キロメートルで新中国成立当初の7倍になった。高速道路は16万1000キロメートルで運営距離世界一、全国の道路・橋・トンネル本数も世界一を誇る。水上輸送も発達し、2020年末時点の全国の港の埠頭数は2万2142バース、うち1万トン級以上は2592バースで総数の11.7%を占め、世界一となっている。民間航空の定期便は4945本で改革開放当初の28倍になった。全国43都市に軌道交通が開通し、運営路線は226本、運営距離は7355キロメートルで世界一である。


 かつて、鉄道設備は遅れており、牽引動力の多くが国外で淘汰された機関車で、性能が悪く古く、動力が弱かった。中国の空を飛ぶ民間旅客機の多くが欧米からの輸入機だった。現在、交通設備の数は激増し、各種輸送設備の技術も革新を続けている。高速列車、ハイパワー機関車、大型旅客機をはじめとする自主的知的財産権を有する高性能の鉄道・航空機設備の技術は世界先進レベルに達する。


 かつては乗車券入手と外出が困難だったが、現在は外出しないで乗車券をネットで購入できるようになり、人による切符点検は顔認証に変わり、スマート交通は新鮮なものではなくなっている。


 中国共産党が指導してきた100年は外国列強の独占を打破し、自力更生が進んだ100年、交通輸送の発展は「ボトルネック制約」から「全体的改善」、さらに「ほぼ適応」へと変化した100年で、国民経済の持続的な急成長に有力な支えとなった。

 

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年5月31日

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